今に至るまで ・・・

物心がついたころから、絵を描いたり、細かいものを作ったり、空想の世界に浸るのが好きでした。

京都精華大学デザイン科のテキスタイルデザインを専攻。

3回生の時、版画に出会いその魅力にとりつかれる。 そして卒業後も「制作を続けていきたい!何が何でも続けたい!!創りたい!!」と強く思う。

染織関係、児童画教室講師、ギャラリーや版画工房でのアシスタント、店舗やインテリアに関わる作品作り、喫茶店でのウィトレスなど、

さまざまなアルバイトを重ねながら、版画を制作(主にシルクスクリーンや銅版画)して、公募展に出したり、個展を重ねてきました。

公募展は京展、現代版画コンクール展、版画展に入選、個展は主に平安画廊(京都)にて1989年まで毎年開催。

1993年より、大阪の版画工房にて版画(リトグラフ、銅版画)に携わり、仕事もいただく。

同時してイラストレーションの世界に移行。

その後、子どもへの絵本の読み聞かせがきっかけで、「自分の絵本を出版したい!」という幼少からの想いが甦る。

まずは行動!! ご縁とタイミング。

2001年、念願かなってデビュー作「どこまでもいっしょ」が出版される。

さあ!これから!と思った矢先に体調を崩す。

その時、自分で自分を励ますために描き綴ったラフが絵本「きっときっとだいじょうぶ」という形になり、次のステップに繋がっていく。

今も空想の世界に浸るのは好きですが、単にそれだけでは物語は描けません。

どうやら私は実際に見たり感じたり体験したことが基になって作品を創っている ・・・ そんな気がしています。

2018年、8冊目の絵本「ふんじゃった」が出版されました。

ハムスターと過ごした日々から猫と過ごす日々に移行してかれこれ5年。

「ネコを主人公にした子ども向きの絵本を描きたい!」 ・・・ そう念じていたことが形になりました。

私が描いた絵や絵本を通じて、その向こう側の人々が、一瞬でも何かを感じて下さったり、ホッと和んでくださることが

大きな励みと喜びになっています。

さて、これからは何と出会い何を体験して物語が紡がれていくのでしょう 。。。

試行錯誤もありながら、未知の世界はワクワクドキドキの連続です。